【特設ページ】
『昨年のガイダンスをきっかけに就職しました!』
2021年の奈良ガイダンスに参加し、有限会社津田林業さんに就職。
野迫川村という人口350人余りの小さな村へ移住し、
現在 林業に携わる吉川さん。
*どうして林業をしようと思ったの?
*実際に森林で働いてみてどう感じているの?
*移住に抵抗はなかったの?今の暮らしはどうなの???
森林で働いてみようかと考える あなたなら きっと
・・・・気になりますよね?!
そんな 昨年の就職者の 生の声を インタビュー動画に撮ってみました。
Interview Movie
ならウッドジョブ
【基本データ(プロフィール)】
・お名前:吉川 弘修さん
・年齢:38才
・出身地(引っ越す前に住んでた場所)
:尼崎
・家族構成:独身
・趣味やお休みの過ごし方
:釣り・キャンプ
(有)津田林業 津田一馬さん
Interview Movie1
『昨年のガイダンスをきっかけに就職しました!1』
Q1、お仕事についてお伺いします。現在のお仕事内容を詳しく教えてください。
A1、木の苗を植えたり、その成長した木を間引いたり、そういう仕事をしています。
Q2、前職はどんなお仕事をされていましたか?
A2、材木屋さんをやっていて、大工さんから注文を受けた木材を現場に運んだり、
化粧材の寸法通りの製材をしたりしていました。
Q3、森林の仕事はいつ何をきっかけに知られましたか?
A3、YouTubeなど。前のその職場の社長が九州で林業をやっていて、
その話を聞いて面白そうだと思い興味を持ちました!
Q4、森林の仕事を始めようと思われた1番の理由を教えてください。
A4、奈良であった林業就業支援講習を受けて、奈良の人の林業に対する熱い思いが伝わり
それをきっかけに就職したいと思いました。
Interview Movie2
『昨年のガイダンスをきっかけに就職しました!2』
Q5、実際にお仕事をしてみてどうですか?
まず、このお仕事に就いて良かったことや やりがいを教えてください。
A5、一番のやりがいは「山を育てる過程の一つに携われること」。
それが一番のやりがいだと思います!
(よかったことは)森の中で仕事ができること。
自然の中で仕事ができること。それが一番です♪
Q6、逆に大変だなと感じることはありますか?
A6、山を歩いたり、道具でチェンソーとかの扱いが大変です。
一歩間違えると大事故につながるので・・・
気を遣ったり 周りの人を見て木を切ったりする時。
それが一番大変だと思いました。
Q7、移住ありきの就職だったと思いますが、
環境が大きく変わることに抵抗はありませんでしたか?
また、実際に住んでみていかがですか?
エピソードなどあれば一緒に教えてください。
A7、環境が変わることに特に抵抗はなかったです。
前に尼崎に住んでたんですけども、人とのコミュニケーションは
やっぱり田舎になると密になるんで。
尼崎とあんまり変わらないんで、そこら辺は全然心配してないですね。
やっぱり田舎に来るとコミュニケションでお酒を飲む機会が増えて、
だいぶお酒の量が増えてしまいました。
Q8、最後にこれから林業に携わろうとされている方へ、応援メッセージをお願いします。
A8、自分の趣味がキャンプなんですけども、仕事と趣味の両立ができ なおかつ
趣味の準備とかができるんで、ワークバランスが取れて非常に良い仕事だと思います。
一緒に奈良の林業を盛り上げていければと思ってます♪
Interview Movie3
「これから林業に携わろうとされている あなたへ」
林業はいわゆる3Kと言われますけれども(もちろんその部分もあるんですけれども)
それ以上に自然の中でのびのびと仕事ができてですね
また休みの日には自分の思うことを(趣味を)
十分に楽しんでいただけるようなそんな業界だと思ってます!
是非とも もし林業を志されてる方がこれを見てくれてるんであれば
「一緒に山(森林の)仕事を頑張っていきたいな」と
思ってますんでよろしくお願いします!
Writing the Vision
「仕事もプライベートも充実した田舎暮らしを
あなたも一緒に楽しみませんか?」
森林の仕事は未来を創る大切な仕事。
奈良へ移住した田舎暮らし。
今までのあなたとは全く違う
新しいあなたを見つけに来ませんか?
就職した後の田舎暮らしや 林業というお仕事のコト。
求められている人物像や、自分に本当に合っているかどうか?
林業の先にある地域社会づくりのビジョンなど・・・
もっと知ってもらうヒントがあればと
メッセージをいただいた (有)津田林業 後継者の
津田一馬さんをご紹介します。
(有)津田林業 津田一馬さん
【はじめに】
離島を除いて人口全国最小の村、奈良県野迫川村。私はこの村で生まれ育ち、林業を生業とし生活しています。人口350人余りの小さなこの村での林業を軸とした生活をおこなっています。
【山へUターン】
三重県の大学で林業を学び、卒業後、奈良県内での林業会社勤務を経て、10年前に村へUターンし、父が営んでいた現在の会社で本格的な山仕事を始めました。いずれは父の後を継ごうと考えていましたが、当時の私の林業への関わり方は給料がもらえる単なる労働で、自分のことを山林現場の一作業員としか思っていませんでした。
そんな中、不慮の事故により父を亡くし、突然会社を経営する立場になりました。あまりにも急な出来事で、林業経営はもちろん、林業技術もまだまだ未熟な私でしたので、この先自分が会社を継続していけるのかという不安で押しつぶされそうでしたが、少しずつ勉強しながら、また周りの方々の支えもあり、なんとか現在にいたっております。そして会社を経営していく中で、今までは気づけなかった村に生きる企業としての在り方について考えるようになりました。
【地域に密着した企業であること】
弊社は、昭和56年に先々代の祖父が会社を設立し、主に村内国有林等の請負事業を行ってきました。業務内容は、主に造林、育林でしたが、10年ほど前から素材生産業も少しずつ行うようになり、現在では従業員6名の小さな会社ですが、30歳過ぎから70歳手前の熟練者が在籍しており、和気あいあいとしながら時には厳しさをもってワンチームで作業に取り組んでいます。
また、山林作業だけでなく、沢わさびや原木しいたけといった地元特産品の栽培にも力を入れています。これは、降雨や積雪がある時期にできる仕事を確保するともに、村の特産品としてPRすることが、村のひとつの企業として果たすべき役割が大きくあると考えています。
村は、超少子高齢化の地域ですが、今後の人口減少を少しでも食い止め、人口を増加させるためには「雇用」による定住が必要だと考えています。そのために、ハローワークに求人を出したり、林業労働力確保支援センターが主催する「森林の仕事ガイダンスin奈良」に積極的に参加したりしております。従業員全員が野迫川村在住で、うち3名は村外出身のIターン者です。今後も村をはじめ、森林組合。近隣林業事業体と協力しながら十分な事業量を確保し、新たな雇用を生み出したいと考えています。特に若くて家族で移住してくれる方がいれば理想です。
【土着民のすすめ】
私は仕事だけでなく、地域と深く関わりをもった暮らしも大切にしたいと考えています。地域社会に溶け込み、地域の方々とコミュニケーションを取ることで、山村での生活をより楽しく有意義なものにできると思います。いわゆる土着民です。
村には古くからの伝統的な文化や行事、習慣が多く残っておりますが、人口減少や高齢化により規模を縮小、または廃止せざるを得ない状況になりつつあります。そのため、時には現場を休み、そういった村の伝統を後世に残していくために、積極的に活動に参加するようにしています。また夏は草刈り、冬は雪かきといった地域の奉仕活動も欠かせません。もちろん趣味やプライベートの時間も大切にしながら、そうした暮らしを送ることにより心身ともに最良の状態が維持でき、その結果仕事においても事故や怪我の起きない安全かつ効率的な山林作業をすることができます。
また、弊社では先代から自社の山の神を祀っており、創業当時から毎年12月に家族も含めた従業員全員で参拝し、一年間の無病息災、また会社の隆盛を祈念し、従業員の安全意識向上につなげています。
【山に生きる】
野迫川村に生きる企業として、村の暮らしを大切にしながら地域に根を張った企業でありたい。これが私の一番の思いです。街には街の役割があり、田舎には田舎の役割が必ずあるはずです。
そしてこの地域にある森林を持続可能な林業として活用し、さらには、一人、二人でも雇用を生み、移住してもらうことにより、林業の活性化だけでなく、持続可能な地域社会づくりに少しでも貢献できればと考えています。